またも朝日新聞が・・・
鳩山邦夫法務大臣になってから、死刑執行が粛々と進んでいる。法相は決まったことに印を押すだけで、ごく当然のことをしたまで。しかし、与党に与することはなんでも反対の朝日新聞は鳩山邦夫法相を「死に神」と批判した。国民はそう思っていない、少なくとも私は。
鳩山邦夫法相は直ちに朝日に対して訂正・謝罪を要求、さらに「犯罪遺族の会」も訂正・謝罪を要求した。
事ここに及んで朝日は「深慮を欠いた表記であった」ことを認めた。

実は朝日だけでなくテレビ局、ラジオ局、新聞社の多くが、死刑執行の都度、「鳩山法相になってから、これで○○人が執行された」 と、言外に批判的なニュアンスで報道してきた。
かつて「左寄り」を自認することが『進歩的』であると誤解されたのと同様、死刑に反対することが『文化的』だとでも思っているのではないか。
自分の身内が犯罪被害者だったらどう思うか、もって瞑すべし。

死刑制度がある以上、刑が確定次第に執行すべきだし、役目上、印を押す法相にはむしろ敬意を表したい。
2008.7.3記

妙に丁寧な言葉
記者会見などで「・・・させて頂きます」とか、妙に丁寧な言葉遣いが多い。それも、いかにも丁寧な言葉遣いを普段していないのがみえみえだ。
プロ野球選手の会見では「私、○山○郎は本日、・・・させて頂くことを、お伝えいたします」などとよく耳にする。
国会議員も妙に丁寧過ぎて、気持ち悪い。
ごく普通に丁寧語でいいんですよ。
「・・・致します」でいいんですよ。
ちょっと前だが当時の青島都知事が二期目の選挙に出馬するかどうかを記者から訊かれ、記者会見の場で
「私、青島幸男は今度の都知事選挙に出馬致さないことに・・・」と発言した。元来、シナリオライタ−であり言葉を職業とした人が「出馬致さない」とは、爆笑を誘った。

使い慣れない言葉はやめておいたほうがいい。
昔から慇懃無礼というではないの。　　　2006.2.2記

不愉快な記者たち
4月25日にＪＲ西日本で脱線事故が起き、死者107名という大惨になった。原因は手前の駅でオ−バ−ランしてロスした時間を取り戻すために、制限速度70キロの地点を100キロ以上で走行し、カ−ブを曲がりきれずに脱線したものらしい。運転士に原因の殆どがあるのだが、その後のＪＲの対応の悪さのほうが集中砲火を浴びることになった。たまたま乗り合わせていた運転士二人が乗客の救助をしないで出勤したとか、脱線事故後にある部署ではボ−リング大会を開いていたとか。更に、翌日にはゴルフコンペまであったらしい。たしか救助には3日間要した筈だが、そのさなかにこういった呆れた行動があったという。

怒りを通り越して呆れた、というのが関係者ならずとも一般の感情だろう。私はここで敢えて言いたいのはそのことではない。ＪＲ職員の態度は今の日本人の縮図であって、ＪＲ職員だけが異常なのではないと思うからだ。むしろ記者会見で頭を下げる幹部に対する記者の言葉遣いが不愉快である。記者は刑事でもないし、被害者の代理人でもない。
「隠すなよ、全部言えよ！」
「おまえら相談して隠蔽してんだろ！」
これが記者の質問の言葉か。私はこのほうが情けない。仮にも正義とか公平を気取って報道する職業なら、模範的な行動（言葉遣い）をして欲しい。
今さら遅いか。日本を悪くしたのは政治家、マスコミ、日教組だからな。2005.5.7記