No.30 　男体山


帰路の「三本松」バス停より

日程 平成16年6月13日（日）　
同行者 なし
交通機関 東武日光線及び東武バス
費用 日光ミニフリ−パス4940円+入山料500円
標高 2484ｍ（日光の西の端にある）　登山口からの標高差：1200ｍ
行動時間 登り：2時間30分　　下り：1時間20分（本来なら+2時間）
コメント 関東では日光の男体山の名は知られているが、登ったことのある人は少ない。
東照宮、中禅寺湖、華厳の滝、竜頭の滝、湯滝、戦場が原と見どころいっぱいの日光だが、多くは見物かハイキングの客ばかりである。
男体山の頂上からの眺めの良さが知られていないようだ。しかしこの山には将来もロ−プウェイなど出来ないだろう。二荒山神社所有の山だからである。この眺望を見たければ、3時間近く、汗をかかねばならない。
評価 難易度：☆☆☆　　満足度：☆☆☆☆

＜行程＞
ＡＭ5：00　自宅を出発。この時点では小雨がパラついていた。
ＡＭ6：20　東武浅草駅より快速電車へ乗り込む。ゴルフ客がちらほら、あとは全員リュックを背負った客で、相変わらず中高年（7割が女性）が多い。
ＡＭ8：24　東武日光駅に到着、接続よく「湯元」行きのバスに乗り込む
ＡＭ9：40　登山口の二荒山神社（中宮）で下車、入山料（登拝料）500円を払い、お守りを貰って、いざ登山開始！（神社にあるトイレがこのコ−ス唯一のトイレ、女性は忘れずに）
3合目までは静かな樹林の中を行く。前後を行く登山者も数名である。 3合目から4合目は何故か舗装の林道である。やや興醒めだが、荒くなった息を整えるのに、ちょうどよい。5合目あたりから、時折、眼下に中禅寺湖が見える。遠くの山並みも見える。 頂上の眺望に期待しよう。
ＡＭ11：00　7合目あたりから岩場が続く。手をついて登る場面もしばしば、こういう登山は楽しい。
ＰＭ0：10　　頂上に到着、ガイドブックでは３時間３０分のところ、１時間短縮できた。 もっとも休憩らしい休憩もとらずに登ってきた。 デジカメを撮る時が休憩のようなもの、数えたら登りに30枚も撮っていた。 頂上で持参の昼食を食べ（コンビニで買ってきたサンドイッチとおにぎり）、出会った登山者としばし歓談。
ＰＭ0：40　　下山開始、頂上の「剣」の横を通り、ぬかるんだ山道を一気に下った。
ＰＭ1：55　　下りきって「志津峠」に着いた。このあたりからの「太郎山」の眺めは素晴らしい。 なんとここまで来て気づいたのだが、、バス停のある「三本松」までは舗装道路を2時間歩かなくてはならない。 山道なら走るように下ろうと思っていたが、舗装道路にはまいった。 しかし、歩かなくては帰れないし・・・。
20分程歩いていると、乗用車が脇で止まって、窓ガラスが開き「どこまで歩くんですか？」「三本松まで。」「かなりありますよ。乗っていきませんか。」と乗せてくれました。超ラッキ−！ついさっき山で会ったご夫婦である。毎週夫婦であちこちに登っているらしい。私が余程トボトボと疲れているように見えたのかな。
ＰＭ2：36　「三本松」でバスに乗る。多少の渋滞もあり、駅に着いたのは3：48、「ワンカップ」を1本だけ買って、飛び乗った。
ＰＭ3：58　　東武日光駅から上りの快速に乗り、18：04浅草着
ＰＭ7：00　　帰宅、家を出たのがＡＭ5：00だから、全行程で１４時間、万歩計は25000歩を越えていた。

　
日光駅、バスタ−ミナルに名水が・・・
誰も気付いていないようでした
二荒山神社横の登山道、ここにも「お賽銭」を
登拝門を抜けると静かな樹林の山道
あっという間に汗びっしょり
3合目で舗装道路にでて、びっくり。
荒くなった息を整えるのによかったけど。
舗装道路もここまで、ここ（4合目）からが本格的な登りになる。
初めて顔を見せた中禅寺湖（5合目付近から）
眼下に湖をもつ山はいいもんです
笑っちゃいます、でも元気が出る
　
5合目付近の登山道
岩場が増えてきた。すでに下って来る人もいる。
聞くと、前夜泊まって、北側から登って来たらしい。		 八合目の鳥居、今日一日で何回鳥居をくぐっただろうか
9合目付近から中禅寺湖を見下ろす。対岸の山並みもすでに低く見える。

左：頂上の様子

天に向かって立っているのは「剣」である。
頂上は大きな岩のかたまり、眺望は360度で、この日は南側（中禅寺湖）、西側（日光白根山）、北側（太郎山）方面が素晴らしかった。
眼下の中禅寺湖
西側の景色、真正面が日光白根山
北側には太郎山、この頃から雲の間からは青空が見え始めた
下りで見つけた「イワカガミ」
登山道まで崩れかかったガレ場
＜男体山＞
外観を見てもわかる通り、ほぼ一本調子の登りの連続である。アップダウンを繰り返して登るより無駄が無くて楽だと思う。標高差が1200ｍあった割には、殆ど休まずに登れたことに非常に満足である。
＜ラッキ−、その1＞
「志津峠」から「三本松」までの道は舗装された林道で、ちょっとがっかり。全くたいらだが、ガイドブックによると2時間はかかる。ついさっき言葉を交わしたご夫婦（志津峠まで車で来ていた）が私の後姿を見て、乗せてくれて本当にたすかった。名前も窺わなかったが、ご夫婦で毎週のように登山とは、羨ましい。この項、うちの女房も読まないかな・・・。
＜ラッキ−、その2＞
帰路、「三本松」というバス停で待っている間に、野生の鹿を見ることが出来た。突然、草むらでバサバサッと音がしたので、振り返ると、あたかも池の鯉が飛び跳ねたかの如く、鹿が勢いよく飛び上がっていた。10ｍ程先である。すぐにデジカメを出して構えるとすでに30ｍくらいの距離になってしまった。残念ながらよく写ってなかったが、猿ではなく鹿に出会えて、より印象に残る山歩きとなった。

　

　

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