No.70 霧ヶ峰(きりがみね)=車山

  霧ヶ峰、どこかのエアコンの商品名になっているくらいで「爽やかな高原」というイメージだ。
そもそも「百名山」にはいっているのも不思議なくらいだ。

なだらかな丘の上に建つ気象測候所、そこが車山の頂上だ(建物群が「車山肩」)

日程 2012年7月8日(日)
同行者 女房
交通機関 マイカー
費用 高速代往復等¥10000
行動時間 霧ヶ峰高原を長円形に周遊するコース:5時間(ガイドブックでは4時間)
標高差

頂上1925m-車山肩1800m=125m

コメント 登山口の「○○の肩」とは、概して9合目くらいである。今回は頂上往復だけでは、あまりにも勿体ないので、12kmに及ぶ周回コースをハイキングした。
評価 難易度:☆  満足度:☆☆☆

<行程>
AM3:10 自宅を出発、首都高、中央道道を経て諏訪南ICを下り、一般道を走って登山口の「車山肩」に6:45着
レストラン「チャプリン」の裏手にあるバイオトイレの横が本周回コースのスタート
反時計回りに歩くことにした。

6:55 スタート 段差のないゆるやかな坂道を登る、というより歩くといったほうが近い。
なにしろ標高差125mだから。
7:40 車山山頂着 ここまで曇り空で頂上からの眺望はゼロ。しかし、さほど残念ではない。なぜなら汗もかかず全く苦労してないから。
8:30 蝶々深山着(車山山頂から100mほど一気に下り、ややぬかるんだ道をゆっくり登る)視界殆どなし
9:05 物見岩着 このあたりからランナーに追い越される。諏訪市のロゲイニング大会のようだ。時折、正面からランナーもやって来た。どういうレースか不思議。
10:00 奥霧小屋着、トイレ休憩 なだらかでもぬかるんでいるので女房の足取りが慎重でコースタイムより遅れだす。
10:05〜10:40 八島湿原の木道歩き この頃から雲間に青空も顔を出し、快適なハイキングだ。雄大な湿原、地塘、高原の植物と見どころいっぱいだ。
10:50 御射山、ここで湿原とさよなら
11:15 沢渡、ここからスタート地点の「車山肩」までは、少し登山らしい登り。振り返ると、八島湿原と周囲の山がよく見える
11:55 車山肩に戻った。あまり休憩も取らずちょうど5時間だった。女房のデビューですから、こんなものでしょう。

上りは「車山肩→車山山頂」、「車山乗越→蝶々深山頂上」、「沢渡→車山肩」の3ケ所でどれも標高差は100mちょいだろう。
初心者でも運動靴で楽しめるハイキングコースだ。一周の距離は12kmくらいと思われる。

スタートして40分で百名山の頂上!
物見岩、ここまで登山者に一人も会わず
このあとランナーがやたらと駆け抜けた
コースはいきなり八島湿原にいたる。日本でも有数の高層湿原で天然記念物。
霧も晴れ、雲間から青空も見えた。気持ちのいい木道歩きです。
ニッコウキスゲ
まだ、チラホラでした、残念!
アヤメかな、カキツバタかな?
ミヤママンネングサ?

「沢渡」から「車山肩」へ最後の登り、遅れがちな女房を振り返ると、こんな景色だった。
平なところが「八島湿原」
「霧ヶ峰」と呼ばれる一帯がなだらかな高原だとよくわかります。ハイキングにも、ドライブにも快適な高原です。

ガイドブックでは、約4時間のコース、標高差が少ないので女房も誘って初めての山歩きでした。運動靴で行ったが、ぬかるんでいたので、滑って転ばないように気を使いました。そのせいか5時間かかってしまった。しかし、初めての山歩きにしては頑張ったほうでしょう。「偉い、よく頑張ったぞ」とおだてて、次の山歩きにも付きあって貰わねば。女房は貴重な運転手ですから(笑)

このあと、車山高原ペンション村にある「レストラン オステリア白樺」でパスタランチ
そして、二次会へ・・・ではなく、もう一つの百名山へ! 14時から、一つ登りました。

「美ガ原」を続けてご覧ください。                          2012.7.9記

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