昭和49年（1974）
オイルショック後の狂乱物価
世をあげて「省エネ」「節約」
| 私のこと | 同好会ラグビ−にはシ−ズンオフ（6月下旬〜8月中旬、12月〜3月中旬）があり、大学生活を謳歌してたっけ。渋谷あたりのパブに「ボトル」を入れて、ボトルカ−ドを集めたなあ。 |
| ニュ−ス |
1月：田中首相、東南アジア歴訪するが反日感情高まる |
| 海外ニュ−ス | ・石油供給減が緩和、危機感薄らぐ（1月） ・ソ連、ソルジェニ−ツィン氏（ノ−ベル賞作家）を追放 ・「キンシャサの奇蹟」モハメド・アリが無敗のチャンピオン、ジョ−ジ・フォアマンに逆転勝利 ・ウォ−タ−ゲ−ト事件でニクソン大統領辞任 ・韓国、朴大統領狙撃される（8/15） ・日本赤軍が世界で事件を引き起こす（ハ−グ事件、シンガポ−ル事件） |
| 世相・流行 | ・石油危機により、深夜放送を自粛（9月には復活）、日曜のガソリンスタンド閉店 ・超能力ブ−ム ユリ・ゲラ−が来日し「スプ−ン曲げ」が話題 ・ベルバラブ−ム 宝塚が「ベルバラ」で大人気 ・社会派フォ−ク（反戦）から叙情派フォ−クへ 陽水「氷の世界」はＬＰ初の100万枚突破 ・ゲイラカイト（三角の凧）が人気 ・電通の広告取扱高は世界一に ・「愛国→幸福」の切符が人気になる ・新宿に住友ビル、三井ビル完成 ・ミニスカ−トからロング、マキシへ ・空手ブ−ム（ブル−スリ−映画の影響で） ・コロンボブ−ム |
| スポ−ツ | ・巨人、Ｖ10を逃し、長嶋引退（王は2年連続3冠王） ・大相撲、北の湖が21歳2カ月の史上最年少横綱に |
| 映画 | ＜邦画＞ 「砂の器」私が選ぶ、邦画ベストワン！原作より面白い 「日本沈没」「華麗なる一族」 「三代目襲名」「山口組外伝/九州進攻作戦」 このへんで、やくざ映画が好きになりました。 「青春の蹉跌」石川達三原作、ショ−ケンが主人公だとイメ−ジが違うんだよなあ 「赤ちょうちん」「妹」フォ−クソングの映画化 「サンダカン八番館・望郷」 ＜洋画＞ 「エクソシスト」オカルトブ−ムの先駆けとなった 「燃えよ、ドラゴン」映画館から出てきた男はみんな「アチョ−」と叫びながら、回し蹴りをした 「パピヨン」スティ−ブ・マックインとダスティ・ホフマン主演 当時、彼女とデ−トで見に行きました 「アマゾネス」「ペ−パ−ム−ン」 「スティング」まさしくエンタ−テイメント作品、ラストのドンデン返しは喝采ものだ |
| 流行歌 | ＜レコ−ド大賞＞「襟裳岬」森進一 ＜新人＞「逃避行」麻生よう子、「うそ」中条きよし、「あなたにあげる」西川峰子、「私は泣いています」リリィ、テレサ・テン、浅野ゆう子 ＜ヒット曲＞ 「傷だらけのロ−ラ」西城秀樹、「甘い生活」野口五郎、「なみだの操」殿さまキングス、「母に捧げるバラ−ド」海援隊、「おまえに」フランク永井、「ひと夏の経験」山口百恵、「二人でお酒を」梓みちよ、「みずいろの手紙」あべ静江、「あなた」小坂明子、 ・フォ−クでは「精霊流し」グレ−プ、「灰色の瞳」加藤登紀子、「黒の舟歌」長谷川きよし ＜紅白＞第25回紅白歌合戦、白組：山川静夫アナ、紅組：佐良直美 ＜洋楽＞ 「カ−ペンタ−ズ」がヒット連発 |
| 流行語 | 「こらっ、テツヤ」（母に捧げるバラ−ドから） 「・・・と日記には書いておこう」龍角散のＣＭから ・田中金脈 ・便乗値上げ ・狂乱物価 ・ものかくし ・ＵＦＯ ・内ゲバ ・ストリ−キング ・暴走族 ・中ピ連 ・ゼロ成長 ・5つの大切10の反省 ・保革伯仲 ・死んでもやめぬ（糸山英太郎） ・まもめの皆さん ・節約は美徳 ・長嶋さんもいいました ・負けそう |
| テレビ | ＜番組＞ ＮＨＫ大河ドラマ「勝海舟」主演・渡哲也から松方弘樹に途中交代 ＮＨＫ朝のテレビ小説「鳩子の海」子役が斉藤こずえ ・宮田輝、ＮＨＫを退職し、参議院議員に 「傷だらけの天使」「寺内貫太郎一家」「われら青春」「赤い迷路」「非常のライセンス」 「アルプスの少女・ハイジ」「宇宙戦艦ヤマト」 「パンチＤＥデ−ト」素人がカップルを見つける公開番組、三枝ときよしの司会も絶妙だった 「サウンド・インＳ」深夜の音楽番組 ＜ＣＭ＞ 「あんた外人ふぁろ」松下電器のクイントリックスの坊屋三郎シリ−ズ 「フケ、いやいや〜」エメロンシャンプ− 「それにつけてもおやつはカ−ル」明治製菓 |
| マンガ | ・「ドラえもん」連載始まる ＜人気のマンガ＞ ・がきデカ ・はぐれ雲 ・三丁目の夕日 ・おれは鉄平 ・どかべん ・おれは直角 ・のたり松太郎 ・プロゴルファ−猿 ・空手バカ一代 ・庖丁人味平 |
| 新商品 | ・サ−ティワンアイスクリ−ムが目黒に1号店開店 ・キリンシ−グラムが「ロバ−トブラウン」発売 ・永谷園がインスタント味噌汁「あさげ」発売 ・サンリオからオリジナルのキャラクタ−「キティちゃん」誕生 |
| 書籍 | ＜ベストセラ−＞ 「かもめのジョナサン」リチャ−ド・バック 「ノストラダムスの大予言」五島勉 「やせる健康法」中村紘一 「どてらい男」花登簫 「華麗なる一族」山崎豊子 ＜新刊＞ 「ＧＯＲＯ」小学館 「野生時代」角川書店 ・文春文庫創刊 ・三省堂倒産 |