昭和51年(1976)
景気低迷で史上最高の倒産
私のこと | 就職難の時で同級生はだいぶ苦労していた。そんな就職の苦労もできるだけ羨ましいと思うほど、落ち込んでいた。下町の町工場で、何か楽しみはないかと探しあぐねていた。 やがて、どっぷり浸かると「下町はいいもんだ」と思えるようになってきた。 |
ニュ−ス | 1月:共産党のスパシ査問事件、国会で波紋 1月31日:NHKの職員、山下家に五つ子誕生 2月4日:ロッキ−ド事件発覚(小佐野賢治、丸紅社長、全日空社長等国会に喚問) 6月25日:自民党の河野洋平氏ら、「新自由クラブ」結成 7月18日:田中角栄元首相逮捕 8月8日:現職の裁判官・鬼頭氏が検事総長の名を騙り、三木首相に謀略の電話 9月6日:ソ連のミグ戦闘機が亡命(三沢基地に着陸) 9月9日:台風17号猛威、長良川決壊 10月29日:酒田市で大火災 11月10日:天皇在位50年式典 12月5日:戦後初の任期満了による総選挙、新自クなど中道が躍進 12月24日:福田内閣発足 |
海外ニュ−ス | ・モントリオ−ルオリンピック開催 女子体操でコマネチ活躍(ル−マニア)7月 ・中国、毛沢東・周恩来死去、華国峰国家主席に(10月) ・アメリカ、カ−タ−大統領選に当選 |
世相・流行 | ・もちっち人形が人気 ・クロネコヤマトの宅急便始まる ・アグネス・ラム人気 ・つかこうへいブ−ム ・「およげ、たいやきくん」が500万枚という史上最大のヒット ・軽自動車の規格変更で売上増大(360cc→550cc、全長3m→3.2m、全幅1.3m→1.4m) ・営団地下鉄、パロディ広告「帰らざる傘」 ・ラグビ−ジャ−ジ、CPOシャツ、ダウンベスト等のスポ−ティ・ファッションブ−ム |
スポ−ツ | ・ボクシングで具志堅用高がJrフライ級チャンピオンに(13回防衛成功) ・モハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦 ・王選手、ベ−ブル−スを抜く715号本塁打 |
映画 | <邦画> 「犬神家の一族」角川映画の第一作目 「愛のコリ−ダ」「風立ちぬ」「絶唱」 <洋画> 「JAWS」「カッコ−の巣の上で」「オ−メン」 「マイウェイ」「狼たちの午後」「タクシ−ドライバ−」 |
流行歌 | <レコ−ド大賞>「北の宿から」都はるみ <新人>「思い出ぼろぼろ」内藤やすこ、「ペッパ−警部」ピンクレディ、「どうぞこのまま」丸山圭子 <ヒット曲> 「嫁に来ないか」新沼謙治、「あなただけを」あおい輝彦、「ビュ−ティフル・サンデ−」田中星児、「ぼくの妹に」加山雄三、「春一番」キャンディ−ズ、「木綿のハンカチ−フ」太田裕美、「君、可愛いね」伊藤咲子、「わかってください」因幡あきら ・フォ−ク、ニュ−ミュ−ジックではユ−ミンがヒットを連発 <紅白>第27回紅白歌合戦、白組:山川静夫アナ、紅組:佐良直美 <洋楽> |
流行語 |
「記憶にございません」ロッキ−ド事件の証人喚問で |
テレビ | <番組> NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」加藤剛主演 NHK朝のテレビ小説、前期「雲のじゅうたん」浅茅陽子主演、後期「火の国に」 「欽tyさんのどこまでやるの」 「クイズダ−ビ−」土曜の夜、大橋巨泉司会、マンガ家の博学ぶり、大学教授の間抜けぶりと対照的 <CM> 「ゆれるまなざし」資生堂 「ただよし、元気にやっとるきゃ」カゴメ野菜ジュ−ス 「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか」サントリ−、野坂昭如のCM 「どっちが得か、よ〜く考えてみよう」さくらカラ−、萩本欽一のCM ・外タレ起用「ニッカG&G=オ−ソン・ウェルズ」 ・大物タレント「サントリ−・リザ−ブ=黒沢明」 |
マンガ | 「少年マガジン」「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」が150万部台で競う <人気のマンガ> ・こちら亀有公園前派出所 ・サ−キットの狼 ・嗚呼!花の応援団 ・キャンディキャンディ |
新商品 | ・ヤマト運輸が「くろねこやまと宅急便」開始 ・東急ハンズ1号店開店 ・ほっかほっか亭1号店開店 ・牛丼の吉野家開店 当時は黄色の「塗り箸」だった ・後楽園球場に人工芝使用 ・ビクタ−がVHS方式の「HR3300」を発売 ・ホンダ、女性用バイク「ロ−ドパル」、ヤマハ「パッソル」相次ぎ発売 |
書籍 |
<ベストセラ−> |