＜大分県豊後高田市＞


数年前に新聞で読んだ記事
大分県の過疎の町が昭和で「町おこし」
そんな見出しだった。
ずっと気になっていて、今回の九州旅行でようやく訪れることが出来た。
2010.5.20

「町おこし」という言葉は近頃よく耳にする言葉だ。
何もしなければ寂れていってしまう。いわゆる「シャッター通り」になってしまう。かつて「一村一品運動」で名を馳せた大分県（これは平松知事の時代だが）、今度は「昭和」で町おこしか。
豊後高田市は国東半島の付け根あたりに位置する。湯布院へも1時間程度だ。
私（昭和29年生まれ）の記憶にある町は、まさにこんな感じだ。
木造モルタルの2階建ての家が並ぶ。
子供は道路で遊んでた。缶蹴り、馬跳び、ベーゴマ、めんこ・・・「ろうせき」は必需品だった。
主婦は買い物カゴを提げて、八百屋や魚屋で献立を考えながら日に二度は買い物に出る。
子どもたちは時計がなくとも毎日外で遊んでるから、夕方の決まった時間に帰る。
時には「○○ちゃん、夕飯ですよ」なんて声を掛けられる奴もいたっけ。
ゴールデンウィークに訪れたので、町をあげてこんな感じ

東京でもボンネットバスは
30年代まで走ってた。

その後は地方で見かけた。
鯨の竜田揚げもそうだが、アルマイトの食器が懐かしいよね 脱脂粉乳、表面に膜張ってさ。匙でどけてから飲んだっけ。野菜嫌いの私はこのまずいミルクをおかわりして、流しこんだ。

ごく普通の食堂だが・・・

メニューの値段にビックリ、昭和50年代の値段だぜ
焼きそば350円、親子丼350円
ハヤシライス400円、カツ丼450円
観光用の施設内だが、紙芝居の実演も。
但し、ソースせんべいは売ってなかった。

マツダのオート三輪　

当時ベストセラーの車だ

よく、ひっくり返ったという記憶がある
昭和っぽいのは300ｍほどの、ほんの一角だった。それでも、懐かしく歩いた。
わざわざ行くほどのとこでもないが、ぜひ九州に行った際には酔って欲しい。もっと「昭和の町」の範囲が広がりますように。

　

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