一昨年、昨年に続いて、今年も早世したＫの実家を訪ねる旅
仏壇に手を合わせるだけでは勿体ないので、今年も観光を組み込んだ。
今回は「長崎観光」がメインとなった。

初日の朝からハプニング発生！
無事に帰って来られるかなぁ〜！？

＜1日目：5月3日(木）＞
自宅から車で会社へ、そこからタクシーで東京駅へ向かう・・・筈だった。
ところが朝の5時台、タクシーが来ない！　5分、10分と経過し、5時25分に断念！
自家用車で東京駅前の地下駐車場へ。
この時点で「駐車場代」のことは考えもしなかった。
「これで新幹線に間に合った」ただそれだけ。
落ち着いてから、考えた。1時間600円として70時間留めると・・・げっ、42000円・・・
新幹線の車中では不安が全開、帰りに駐車場代残ってるかな、と。
このハプニングを身内にメールすると、すぐ返事が来て「新幹線利用したことを証明すれば、1日5000円になる」という。3日で15000円かあ、それでも痛いが42000円から比べれば助かったぁ。
これが一つ目のハプニング。

今回は、「のぞみ」から「かもめ」へ乗り継いで一気に長崎へ向かう。
東京発6：00の「のぞみ」始発は博多には10：55着、5時間かからずに九州へ着くわけだ。早くなったものだと、今さら思う。
博多11：15発「かもめ」で長崎に13：22着。これも特急だが、ここは2時間以上かかるとは・・・

余談だが博多〜鹿児島は1時間15分（九州新幹線）で着く。長崎も頑張らないとお客が鹿児島へ行っちゃうぞ。

私は鉄道ファンではないのだが、一応「かもめ」乗車記念に。色が地味だねえ。

これが元祖「ちゃんぽん」
上品でまろやかな味でした。

こちらは「チャーメン」、揚げた細麺に具だくさんで、かなりのボリューム。

蝶々夫人の銅像の前で

長崎はハートが多い。

これは偶然というより、観光用に埋め込んだものでしょう。

グラバー園内に2ケ所あるらしい・・・
これは出口へ向かうあたりで、もう一ケ所はグラバー邸の前らしい。
二つ見つけると恋が成就するらしいが・・・結婚30周年の女房と見つけてもねえ。

私ゃ、バットマンの家かと思いましたよ。

看板は一切ありませんが、
カステラの「福砂屋」のお店でした。
市電「大浦天主堂下」という電停そばで

市電の話題が出たところで・・・

「積増」というボタン、読めますか？

標準語に訳すと、「チャージ」のことらしい。
しかも1000円「積増」すると、1100円使えるという
便利もの。

眼鏡橋のすぐそばにあった「一二三亭」
20時からの席を予約しました。　

この後、ホテルへチェックイン、汗を流してしてから
タクシーで稲佐山頂上へ。
長崎は函館、神戸と並んで「日本三大夜景」と言われているんです。
ホテルからタクシーに乗った7時はまだ明るい。
頂上付近の渋滞のおかげで7時30分着、ちょうどいい暗さになりました。

私のデジカメじゃこんなものですが、如何でしょうか。

実はこれがお目当てでした。
〆の「おじや」、ネギとゴマで隠れるほど。
見た目もいいでしょ。

この「一二三亭」は料理屋ではなく居酒屋。
それなのに、メニューに値段が書いてないんです。
「ええい、足らなければ、それもまた思い出だ」、とばかりにその後も「ひれ酒」などを注文。

恐る恐る会計して貰うと、な、な、なんと8040円なり。
東京なら倍はいくね。長崎は最高だぜ（スギちゃん風）
私も女房も酩酊気味でふらりふらりとホテルへ。
ああああ〜長崎は〜♪　今日も満腹だ〜♪

ところ変われば、信号にもいろいろありまして・・・

赤信号の残り時間が数字で表示されてます。
これなら、イライラしませんね。

10時前にホテル帰着、バタンキュー！
1日目、無事終了！　というか、気がついたら、2日目の朝でした。

＜2日目：5月4日（金）＞
朝はホテルの朝食バイキングからスタート。
6時30分に始まって、ここも一番乗り！（トップスタートが好きなもので）
7時15分にチェックアウト、まずは長崎駅へ戻って荷物をコインロッカーへ預けました。

この時間でも出来る観光・・・あるもんです。
市電で「平和公園」へ向かいました。

長崎駅から市電で「平和公園」へ、10分程度です。
世界から平和を願っていろいろな像が寄贈されています。
芸術を志す人にも必見です。
←「7人で描く地球」

←「爆心地」

さして広くないのに、数人が無心に清掃してました。

「平和公園」の近くにある「浦上天主堂」→
長崎は天主堂が多いことに気がつきます。
幕末から「隠れキリシタン」も多かったのでしょう。
ここは東洋一という規模の天主堂だったそうで、
爆心地に近かったため、全壊、
現存の建物は昭和34年の建築。

ちょっと重い空気を感じたあと、出会ったのが屋台のアイスクリーム屋さん。
え、100円！　安いよ。

しかも、盛り付けがいいんですよ。
東京なら200円でも売れる。

バラの花みたいでしょ。

これで100円は絶対に安いよ。

カステラの名店「匠寛堂」、平和公園から市電を乗り継いで10時ちょうどに到着。
このお店の宣伝する訳じゃないけど、店員さんの対応が素晴らしい。
「天地悠々」というのを買いました。
皇室御用達というのも頷ける。

店は眼鏡橋の横です。

また信号機の話題ですが・・・

こちらは赤信号の残り時間を棒グラフのように
教えてくれるタイプ

またまたまた信号機ですが・・・

東京なら「青の矢印」という補助信号がありますが、
なんと「直」とか「曲」の信号を発見。

長崎で運転するのは難しいそう。

昼食までちょっと時間があったので、眼鏡橋から徒歩10分の「崇福寺」へ。
山門やら本堂やら国宝、重文だらけ。意外な収穫でした。
どれも朱色で、長崎はオランダの影響だけでなく、中国（唐、明）の影響も強かったことがわかる。

この山門、竜宮城みたいだよね。

この寺に寄って、もう一つ予期せぬ発見。それは寺の向かいにあったお店。↓

ガラスに「さだまさし・佐田玲子の店」と書いてある。

そういえば「Free　Flight」はさだまさしのアルバムの名前でした。

予期せぬ発見（ちょっとオーバーか）があると
旅は余計に楽しくなる。

なになに、さだまさしデビュー40周年記念ツアーで
「市川文化会館」で12月1日2日と連続公演か。
手帳に書き入れましたよ。

はい、私は「隠れさだまさしファン」です。

下の写真は「メニュー」と「ラテ・アート」

実のところ、朝はホテルでバイキングだったので満腹。11時の時点ではまだ苦しかったくらい。そんな訳で右上の写真を二人で食べてちょうどでした。いや、本当はこの近くの「鯨肉専門店」で「鯨カツ」を買い食いしようと思ってましたが、それは車中の友としました。うぃ〜、満腹、満腹。

長崎から博多へ向かう電車の中で・・・
「鯨カツ」と缶チューハイ

この電車の車内販売がまた安い！
缶チューハイ180円ですよ。飲むっきゃないでしょう。

長崎最後の写真がこれ→

「西浜町」の読みは

「にしはまちょう」か「にしはまのちょう」か
どっちなんじゃい！

長崎の滞在はほぼ24時間でしたが、
その割によく見て、よく歩いたな。
おっと、よく食べ、よく飲んだ。

満足満足大満足の長崎でした。

小倉から門司へ向かう在来線の吊り革

なんで円形なの？

「床に座らないでください」という表示

こんな注意をしなきゃいけないとは、情けない。」

門司での嬉しいハプニング
前夜（稲佐山の頂上にいた頃）、携帯が鳴った。門司のホテルからだった。
「○田さんですね。明日、お待ちしています。お願いがあるのですが・・・」と丁寧な口調。ツインからダブルに代わって頂けないか、という依頼だった。あっさり了承すると「ありがとうございます。ルームチャージは頂戴しませんのでよろしくお願いします」と。
私ゃ、心の中で、ガッツポーズ！

やったぁ。東京の駐車場代が出たぜ。

＜3日目：5月5日（土）＞
最終日、この日も欲張りました。
まずは門司の名門ゴルフ場でプレー、時間があれば小倉周辺の散策・・・
ゴルフがスループレーだったので、小倉駅に13時着いた。
復路の新幹線まで 4時間ある。

ゴルフのリポートは、いずれ「ゴルフ日記」に

小倉城公園は駅から15分程度

小倉城、小倉城庭園、松本清張記念館がある。
3館セットの入場券を買ったが、じっくり見るには半日かかる。

この小倉城庭園、たしか「こんぺいとう」が毎年コンサートを開いているところだ。そんな思いがあって、初めて来たのに懐かしさを感じた。

小倉城の城主は小笠原家

場内はテーマパークさながらに楽しめる。
楽しみながら天主閣まで登ってしまう。

東京にあるレストラン「小笠原伯爵邸」は、
この小笠原家の江戸の下屋敷の跡地なのかな。

松本清張記念館もじっくり見たかったが
駆け足だった。
これは心残り。

いつかまた・・・たぶん来るでしょう。

旅の最後の写真が、これ。小倉駅ホームにて。

「ブラッド・ピット」の洒落だね。

日本人もユーモア好きになったもんだ。

今回もあっという間に旅は終わってしまった。それだけ楽しかった、ってことでしょう。
夏か秋に、東北にも行かないとね。
フラダンス見て、牛タン食べて、冷麺食べて、わんこそばも行っちゃう？

ここまで見て（読んで）くれた方、相当忍耐強いです。ありがとうございます。
では次の「遠くへ行きた〜い」にご期待ください。　あ〜、疲れた！　　5月10日記