＜第1日目：9月17日（土）＞
交通手段は新幹線、殆ど出張のない私は新幹線に乗るだけでワクワクしてしまう。朝から飲めるしね。
姫路に止まる新幹線は6時50分発が一番早い。我が家にとっては、のんびりモードだ。
東京駅には6時に着いた。まずは朝食用のお弁当を・・・ |
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朝6時、すでにお弁当屋さんは大賑わい
レジの列で店の奥に行けないくらいでした。
結局、別の売店で購入しました。 |
二つの弁当を女房と半分づつ、ということで。
もちろん缶チューハイは私の分です。 |
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姫路到着が9：58分、
改札を右（北側）に出たら、
人に尋ねるまでもなく、真正面に見えました。
最初の感想「白い！」 |
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駅前から姫路城直通のバスが・・・
あらら、全員乗れませんよ。
仕方なく歩いて姫路城へ向かいます。
近くに見えるけど20分くらい掛かった。
ちょっと汗をかきましたが寄り道して、
ガイドブックで見つけたばかりの和菓子屋へ |
ミカンをそのまま大福に詰めた甘音屋の「味感」
見た目以上に美味しかった。
帰りも寄りたかったけど・・・
もっと寄りたい店がありまして。
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この日、天気は曇りがち、しかし湿度が高くて暑かったあ。お城に着く頃には汗ビッショリでした。
さあ、まずは天守閣へ登らなくては。
事前の調査では整理券が配られると聞いていたが、すんなり入場出来ました。去年はさぞかし並んだことでしょう。 |
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関ヶ原の勲功で城主となった池田輝政により大改築されて、ほぼ現在の姿(5層7階)になった。
明治の大修理、昭和の大修理、そして今回の平成の大修理で白鷺城の名に相応しい姿に。
白過ぎ城（笑）だが、10年もして落ち着くと、さらに風格を増すでしょう。 |
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いよいよ入場します。
敵の侵入者を撃ちとる為の穴（窓？）が無数に並ぶ。戦国時代に思いを馳せますなあ。 |
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内側は大きい穴（窓）で撃ちやすいが、侵入者から狙うには小さくなっている。
なるほどねえ、こんなことにも感心しちゃいます。 |
場内の壁には、「槍架け」が無数に。 |
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東西2本の太〜〜〜い柱
しかも長さは40ｍはあるんじゃないかな
もう作れませんね、こんな木造建築は |
天守閣から市街を見下ろす
真正面の道の先に姫路駅がある
殿様はこうして領民を睥睨していたんだな
最高部のシャチホコはもっと大きいですよ（念の為）
場内は急な階段でお年寄りにはチョイトきつい
「まだ上があるの」という声がよく聞こえた |
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私も知りませんでしたが、石垣の積み方が時代によって違うんだそうで。
左は古い時代の「野面積み」で地上に近い部分、右はその後の「打込接ぎ」で高層部分（ガイドブックのまま）に多い。
さらに、ガイドブックによれば、改築の度にその時の城主が家紋を入れた瓦を使うので、改築の順番も判るわけだ。しかし、その瓦を見つけるのは難しい。（私は気付かなかった） |
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歩道で見つけたマンホール |
歩道で見つけたマンホール2 |
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姫路のB級グルメは「姫路おでん」だそうだ。
ガイドブックには「姫路おでん」を提供する店が数軒載ってたが、
酒蔵直営の居酒屋に決めた。
駅にも近いし、次の電車のギリギリまで飲めるな。
訪ねた土地の名物、銘酒、これぞ旅の醍醐味でしょう。
向かったのは灘菊酒造直営の「かっぱ」
土曜の昼間っから、皆さん飲むわ飲むわ、1卓だけ空いてて座れた。 |
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姫路おでん『黒串』
醤油味に生姜た〜っぷり、」美味い！
右上はざる豆腐 |
姫路おでん『白串』
これは酒粕そのもの、これもいいねえ。
流石は酒蔵だ、いくらでも酒粕出来るもんな |
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姫路駅の待合室にこんな大きな神輿が。
東京では深川の『一之宮』が大きいが（実際には担げない）それに匹敵する大きさだ。屋台と書いてあるから、担ぐのではなく、曳くのかな。
さて、新幹線で一路、小倉へ。在来線に乗り換えて門司へ。
なんと、門司に着いたら小雨がぱらついてきた。明日はどうなることやら・・・
同級生の自宅を訪ね、仏壇に焼香。
お母さんの元気な姿にほっとする。89歳になるそうだ。ひょっとすると、6年前より元気になってるかも・・・？
いつものように会食へ（ゴチになります）。
今夜の会食は、荷物を置いたばかりの「門司港ホテル」のレストランだ。
一年半ぶりの門司港ホテル、ずいぶんリニューアルしてた。コストダウンの為の努力がわかる。メインダイニングがフレンチからイタリアンに変わって、少しリーズナブルになったみたい。ホテルの為にメニューを紹介しましょう。
美味しかったですよ。お世辞抜きです。 |
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オードブル まずはビールで乾杯！ |
2品目はパスタ ここらで白ワインを |
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メインは魚で（女房は迷わず、肉！） |
デザートが楽しかった。
何故か「マチバリ」を渡されて「？」
丸いのがプリンで、ハリで刺すと、中身が弾けて飛び出すのである。（面白いので翌朝のバイキングでもやりました） |
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これは『門司レトロ』を代表する「門司三井倶楽部」
ホテルの前に建っている
翌日行くのが犬山（岐阜県）の『明治村』の予定だ。
この「門司三井倶楽部」のような建物がいっぱいあるんだろうな。
なにしろ古いものが好きな私、
多少の雨でも行くぞ！ |
＜2日目：9月18日（日）＞
朝、窓の外が暗い。小雨が、しとしと降っている。
とりあえず名古屋まで行って、どしゃ降りなら時間早めて帰るか。
「明治村」の存在を知った40年前から行きたかったんだよな・・・
で、名古屋に11時52分着。降ったりやんだり、といった様子だ。
よっしゃあ、これなら行くっきゃないでしょ。
名古屋駅でコイン・ロッカーを探すも全て満員。仕方なく荷物を持ったまま名鉄へ。
犬山まで特急で26分、乗車券の他に特急料金が300円、さぞかし混んでるだろうと思いきや、なんと一車両に数人。4両編成で10人余りしか乗ってないのだ。
なんで？ この雨模様で出かける人がいないの？ 特急料金が勿体ないから？
不思議なくらい空いてる。ま、混んでるよりいいけどね。犬山12時32分着。
犬山駅でコイン・ロッカーを探すが、またも満員。
駅員に、他にコイン・ロッカーはないかと尋ねると、駅長室で預かる、と。
なんか、犬山好きになっちゃうよ。
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犬山駅からバスで30分らしいが、時間のない私たちはタクシーで「明治村」へ。約15分、3000円でした。
明治村13時着。
話好きの運転手さんだったので、「3時間後に迎えに来て」と頼んで、いよいよ明治村へ。
園内の広さはTDLとTDSを合わせたくらいだという。結構広い。しかし、大きな池や、丘陵も含むから実際に建物を全部見るのに2時間あれば見えるかもしれない。
さてどこから見ようかと迷っていたら、観光ボランティアの女性が声を掛けてくれた。13時30分に1丁目ツアーがある、とのこと。5丁目まであり、一つの丁に30分要する、ということは全てが待ち時間なく回っても2時間半掛かるわけだ。
とりあえず、13時30分発の1丁目ツアーに参加してみた。あら、他に待ってる人がいない。というわけで1丁目はガイドさんを独占でした。説明の口調で、明治村が大好きなことがよく判る。 |
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1丁目にある「聖ヨハネ教会」、ガイドさん曰く、林越しに見るこのアングルがいいんだとか。 |
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| 1丁目「西郷従道邸」、実兄の隆盛は西南の役で国賊になった。づっと後に恩赦で名誉回復したとか。そのお祝いの席に明治天皇が臨席したらしい |
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1丁目「森鴎外・夏目漱石住宅」
二人の文豪が同じ家に住んだとは・・・
長谷川平蔵と遠山金四郎みたいなものか |
「吾輩は猫である」で、この住宅の様子が判る |
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| 3丁目「北里研究所」 この建物に見覚えのある方も多いでしょう。NHK朝の連ドラ「花子とアン」の女学校はここで撮影されました。 |
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4丁目「宇治山田郵便局」
地方の郵便局にしては洒落てます |
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一番人気という5丁目「聖ザビエル教会」
実際に挙式も出来ますよ |
網走ではありません、「金沢監獄正門」ですよ |
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5丁目「帝国ホテル中央玄関」、今見ても恰好いいと思う |
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この日は傘を刺したり、畳んだりでしたが、なんとか写真は撮れました。
雨に煙る山並みもいいもんです・・・（負け惜しみ） |
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東京もこんな感じだったんだろうな（2丁目のメインストリート） |
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1丁目「三重県庁舎」
これで、ほぼ一周見て回りました。
やはりガイドさんに説明して貰った建物が印象に残りますね。
実際はもっと多くの建物を撮ったのですが、このくらいにしておきましょう。
これから行く人には、ぜひガイドさんを利用することをお薦めします、もちろん無料です。
個人的にももう一度来てみたいです。
すぐ近くの犬山城も行きたいしね。
約束の16時にタクシーが来てくれて、犬山駅へ。
さて名古屋へ戻る前に最後の寄り道。
「矢場町」で降りて、松坂屋へ。
目指すは『あつた蓬莱軒』の「ひつまぶし」
一週間前から「持ち帰り」で予約済みで〜す。 |
店は大行列
聞いてみたら2時間待ちだそうな
その列を尻目に私は2つの「持ち帰り」をゲット
流石、まだ温かい
早く新幹線で食べた〜い
左上の容器にはダシが入ってます（アツアツ）
3分の一はそのまま、もう3分の一は薬味をかけて、
最後にダシを掛けてお茶漬け風に。
持ち帰りでも同じ食べ方が出来て大満足
美味しいもの食べて、酒を飲んで、
いや〜シ・ア・ワ・セ！ |
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今回は写真が多くなりました。いわゆる「観光」が多かったのかな。
美味しいものも、ずいぶん食べたし、大満足の門司紀行でした。
（門司のこと書いてないじゃないか、と突っ込まれそう）
皆さんもお腹いっぱいになりました？（笑）
平成28年.9月.30日 記
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